コンテンツ

セラミックインレー

術前   術後

奥歯の詰め物を白くする方法、銀歯などの詰め物が取れたのを機に、セラミックインレーという白い詰め物をおススメしております。
セラミックインレーには主に「100%セラミック」素材と「ハイブリッド」素材の2つの素材があります。

1)セラミックインレー(セラミック100%)

img_inlay_0.jpg

ポーセレンインレーとも呼ばれ、100%セラミック(陶器)により歯の形に作り上げた詰め物です。
陶器のため、年数がたっても水分などを吸収せず変色にも強いため、きれいな状態を持続することができます。

2)ハイブリッドインレー

img_high_0.jpg

「ハイブリッド」とは70%の無機ガラス(超微粒子フィラー)と30%の有機ガラス(高密度架橋活性材料)の細かい粒子から出来ていて、保険治療のレジン素材(合成樹脂)とセラミックのちょうど間の素材と考えていただくと良いかと思います。
ハイブリッドセラミックスは、色が変わりずらく、すり減りづらい長所を持っているため奥歯にも使え、かつ色調も自由に選べますので審美的にも優れている新しい素材です。
保険でできるコンポジットレジンでも、白い歯にする修復は可能ですが、色調が自由で審美性にすぐれている反面、色が時間と共に変色したり、磨耗が激しかったりするという欠点があります。長期的にみると奥歯には使用しづらかったのが現状です。

 ハイブリッドセラミックスについて

ハイブリッドとセラミックスの違い

両方とも色調は白い天然の歯の色となりますが、長期的な色の変化はハイブリッドの方がセラミックと比較すると少し変色してきます。
硬さもハイブリッドの方がセラミックと比較すると柔らかいです。
価格は、ハイブリッドのほうが少し安いです。

ハイブリッドの利点

  • 自分の歯に合わせやすい色なので、自然で目立ちません。
  • 歯と同じ硬さなので、自然な噛みごごちですが割れにくいです。
  • 金属アレルギーの心配がありません。
  • 通常のセラミックよりも安価です。

ハイブリッドの欠点

あくまで素材は超高品質のレジンであり、セラミック100%ではないセラミックに比較すると耐久性が少し劣ります。

前歯だけではなく奥歯の金属が目立って気になるので白くしたい、また、金属アレルギーなどの問題で口の中に金属を入れておくことができない患者様もいらっしゃいます。
そのような患者様へは上記2つの素材を使ったインレー(詰め物)は最も有効な治療方法といえます。